事業内容

社長のご挨拶

大東汽船は戦前設立されて以来、私は代表として常に「自由な発想を妨げない」社風の浸透に努めており、私たちは変化に直面した際、前向きに、「変化を歓迎するべき」だと信じております。
また、「社員自らが将来のビジョンを描き、実行すること」を重視しています。
こうした中で「人材は会社の宝」と考え、経験者はもちろん、若者の育成も急務かつ重要だと課題に取り組んでいます。
安全管理の高度化、最適保守管理及び省力化を図りながら、日常業務改善・技術改革だけでなく、社員のオフタイムの充実化や福利厚生にも力を入れ、より働きやすくやりがいのある環境づくりを目指しております。
石油製品を取り扱う上で「安全輸送」を第一に全社員一丸となって荷主、オペレーターに安定運航を提供したいと思います。 信頼される船舶、会社をめざし邁進いたしますのでご支援を賜りますようお願いしご挨拶とさせて頂きます。
代表取締役 馬越 広幸

事業内容

内航海運は、国内の貨物運輸の約40%を担っており、その内の約80%が、石油製品、鉄鋼、セメント、原料などの産業基礎資材であり、日本の産業を支える国内物流の大動脈として物資の安定輸送に貢献しています。 大東汽船では、単にモノを運ぶだけでなく、常に時代の流れに対応しながら、多様な船舶二一ズに応え、北海道から九州まで全国の大海原を活躍の場としています。
事業内容イメージ

安全への取り組み

□ISM取得
ISM(International Safety Management Code)とは船舶の安全航行及び汚染防止のための国際管理コードのことです。当社は、「任意ISM審査」に合格し、会社は「適合認定書」を、船舶は「任意ISM船舶安全管理認定書」を取得しています。 ISMコードでは、安全確保及び環境保護を実施するためのマニュアアルを厳しく審査されます。認定書の取得は、外航就航船は強制ですが当社のような内航船では任意になっています。当社はより高品位に安全運航を継続するとともに、環境保護にも積極的な取り組みを進める中、会社及び保有船舶の任意ISMを取得いたしております。
□安全パトロール
経営トップから現場まで一丸となっての安全に関する取り組みの一つとして安全パトロールを実施。特に危険が伴う作業の一つである荷役作業(貨物の積降)を安全かつ効率的に行うため、安全統括管理者、運航管理者、が一つのチームとなって荷役作業中にパトロールを行います。各作業を決められた手順通りに実施しているかをチェックリストに基づいて厳しくチェックし、改善すべき事項については早急に対処するように直接指導します。
□操練(異常時訓練)
航海中等で異常事態が発生した場合に乗組員が冷静かつ的確に行動ができるように訓練しております。操練には、防火、防水、非常操舵、救命艇、流出油防除の項目で事象別に日頃から定期的に実施しております。
□津波避難訓練
2011年に発生した東日本大震災を教訓とし、大地震が発生し、それに伴う大津波が襲来することを想定した訓練を実施しています。訓練は、入港直後に大震災が発生、荷役を中止し、乗組員を陸上の避難場所に避難させ、本船は直ちにエンジンを起動しその他の出港準備を行うという内容です。近い将来発生が予測されている南海トラフ地震に備え、東日本大震災以来毎年実施して有事に備えています。
□退船訓練
航行中での緊急事態の発生を想定した退船訓練を実施しています。訓練は、閉鎖区域、機関室から火災が発生し、消火を試みるも至らず火勢が増してきたため、乗組員の退船を行うという内容です。さらに退船後、陸上で全員の安全確保までを実施し点呼確認します。これからも安全運航を遵守すべく取り組んで参ります。

船内機器・設備

■ 船内機器

2014年に竣工した船には、自動制御装置など最新の設備機器を駆使し、 航海・離着桟・荷役作業における安全性の更なる向上と乗組員の負担軽減に努めています。
□視界の広いブリッジ
視界の広いブリッジからの目視およびレーダー等の機器を操作し、安全航海を行なっております。航海当直を行うブリッジ内に機関制御室が設けられていることから、機関部と密なコミュニケーションをとることで、安全性を高めています。
航海中
航海中
□荷役制御室からの自動荷役操作
原油・ガソリン・灯油などは陸上のパイプラインと本船のカーゴマニホールドを接続して積荷、揚荷されます。船内にある荷役制御室、甲板上の油面監視にて、積荷・揚荷の管理、荷役作業を行う。
□ 荷役制御室(COC)
COCでは積荷、揚荷など荷役に関する全般的な制御を行います。
コンピューターで積み付け計算、バルブ開閉、残油回収をし、各タンクの油量やポンプの状態は画面表示されます。自動化システムにより、誤作動の防止と省力化を図っています。
荷役準備
荷役準備
荷役前ミーティング荷役前ミーティング
荷役前ミーティング
スタンバイ風景スタンバイ風景
スタンバイ風景
□ エンジン監視室
機関操作盤を備えた機関室があります。
多くの操作機器、運転状況を示すモニターがあり、主機関・補機関・発電機・各種ポンプ類を監視し遠隔制御や各弁遠隔操作制御を行います。
エンジン監視室
エンジン監視室

■ 船内設備

乗組員室は快適な船内生活ができるよう全て個室です。ベッドや洗面台をはじめテレビ・冷蔵庫及び衛星放送の受信装置を設けています。
また、浴室、船員食堂といった共有スペースも充実しています。
□乗組員室
全ての乗組員は個室で、プライベートな時間を過ごすことができます。白と茶色を基調とした個室はゆったりと寛げる空間です。設備もベッド、机、椅子、テレビ、冷蔵庫、洗面台等が完備されています。
□浴室・洗濯室
広々とした浴室は船内にいることを忘れてしまいそうな空間です。また、洗濯機・乾燥機も備え付けられ、船内生活を助けています。
□船員食堂
食事は、船内生活の最大の楽しみです。家庭的な雰囲気の中で味わえます。また、船員同士の団欒や、船内ミーティングスペースとしても使用されます。
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